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越境出店のすすめ

  • 執筆者の写真: 拓 西島
    拓 西島
  • 1月5日
  • 読了時間: 2分

山口県萩市が誇る店として「どんどん」といううどん店があります。うどんはどちらかというと九州のうどんに近く柔らかい麺と甘めの出汁が特徴で、山口県民のソウルフードとして愛されています。


もしかすると山口県民以外は知らないという人も多いかもしれませんが、実は東京のT-CATにも一店舗出店しています。東京では、山口県内の店舗とは違って、てんぷらをセルフで選ばせるさぬきうどん形式をとっていると聞きます。


マーケターの神田昌典氏は、日経MJの記事で日本と中国の飲食店が互いの市場に進出して、それぞれ相手の市場で事業の磨き上げをしているという指摘をしています。中国の企業は日本の洗練された組織文化を、日本の企業は中国の激しい競争下での業態の磨き上げをしているということです。


九州系のうどん店として東京進出を果たし近年有名になったのは「資さんうどん」ですが、こちらが何店舗も首都圏に出店し続けているのに対し、「どんどん」はT-CATの一店舗以外いまのところ出店していないようです。


東京にいる山口県人に味わってもらうのが一つの目的なのかもしれませんが、神田昌典氏が指摘したような他市場で事業の磨き上げをしているようにも見えます。新しい視点で自らの事業を見直し続けているからこそ、山口県内でも愛され続けているのだと私は思います。


地域密着で事業を続けようという意思があればこそ、越境していろいろなものを吸収していく、そんな姿勢が成熟した市場で生き抜く秘訣となるのではないでしょうか。


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