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北斎美術館にて

  • 執筆者の写真: 拓 西島
    拓 西島
  • 1月11日
  • 読了時間: 2分

お正月の飛行機が高い時期を外して、この成人の日の3連休を利用して帰省しております。前日の夜に東京で新年会があったついでに、墨田区の北斎美術館に行って参りました。


北斎美術館とは、現在の墨田区に当たる場所で制作を行っていた浮世絵絵師、葛飾北斎の作品やそれにちなんだ展示物が見られる博物館で、今年でちょうど開館10周年だそうです。昨年の大河ドラマ「べらぼう」で浮世絵がたびたび登場したこともあって多くの人でにぎわっていました。


さてこの浮世絵ですが、実物を見るととんでもなく精細に作られていることが分かります。はがき大くらいの小さな本の中にびっしりと書かれた文字や着物の細かな文様まで彫られた版木をみると、当時の技術の高さに驚かされます。


しかし「浮世絵」とは「世俗的な絵」というような意味で、当時の人々にとっては今でいう文庫本やチラシのような身近なものであったようです。コスト削減のために、小さな紙片まで無駄なく印刷する工夫は、なんとも涙ぐましくも感じられます。


「べらぼう」にも描かれていましたが、当時の江戸には多くの版元があり、互いに競い合い技術を磨いたからこそ、後世に高く評価されるような作品を数多く残すことができたのではないかと思います。


普段使いする世俗的なものだから質や格が低いとかいうことは、全く関係ないということを教えてくれているようです。今目の前にある仕事に全力で取り組むことがのちに評価されると信じて、明日から頑張ろうと思います。

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