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注文の多い公園

  • 執筆者の写真: 拓 西島
    拓 西島
  • 3月3日
  • 読了時間: 2分

最近、街中の公園を訪れると「ボール遊び禁止」「ペット連れ込み禁止」などの禁止事項や「遊具遊びは○分まで」みたいな細かいルールが記載された立て看板をよく見かけます。


これはもちろん、来園者がけがをしないようにとか、来園者同士のトラブルを避けるためとかいろいろなリスクを回避するために立っているものと推察されます。しかしながら、あまりにルールが多すぎるとそこで遊ぶ意欲も萎えてしまうのが人情というものです。


近年では、自然災害も頻発していることから、リスクマネジメントの考え方が脚光を浴びる機会が増えています。しかし、このリスクマネジメントの考え方では、すべてのリスクに対応してリスクをなくすことは不可能であるという事実に立脚しています。


すべての考えられるリスクを把握したうえで、起こりやすさや影響の大きさから取りうる対応の方法を検討していきます。そして、もっとも重要なのは何のためにリスクに対応しなければならないのかという「目的」を設定することです。


例えば、街中の公園の目的が「子どもたちが体を使って遊び、心身ともに成長していく手助けをするもの」と定義づけられるのであれば、実質的に遊ぶことができなくなるようなルールを設けてリスクを回避しようとするのは、本末転倒ということになってしまいます。


その目的を達成するために影響や起こりやすさが大きいものには重点的に対応し、そうでないものにはそのまま受け入れるという対応を取るというのがこのリスクマネジメントの考え方なのです。


経営というのは、自然災害だけでなく急激な市場環境の変化など様々なリスクにさらされています。しかし、すべてのリスクに対応する必要がないと考えたら逆に気が楽になりませんでしょうか。このような柔軟な対応が経営には必要ということなのです。

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