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ユネスコ活動は民間から(昭和26年)

執筆者の写真: 拓 西島
拓 西島
9月3日
読了時間: 2分

日本に登録されている世界遺産は令和8年9月現在、27件あります。世界遺産への登録は、地域にとっては大きな観光資源となり来訪客の増加につながることから、各自治体が競って登録を目指している感があります。


この世界遺産の登録認定を行っているのが、ユネスコ(UNESCO 国際連合教育科学文化機関)です。日本がユネスコに加盟したのが昭和26年(1951年)のことでした。しかし、日本が国際連合に加盟したのは昭和31年(1956年)で、それより先にユネスコには加盟していることになります。


その陰には、日本ユネスコ協力会の母体となった仙台ユネスコ協力会という民間団体の活動がありました。終戦直後、外務省東北終戦連絡事務局連絡官として仙台で任務にあたっていた上田康一氏が、第二次世界大戦の反省も踏まえて定められたユネスコ憲章の前文に感銘を受けて、民間運動としてこの協力会を立ち上げたそうです。


このユネスコへの加盟は、日本の国際社会への復帰の最初の場となりました。このユネスコ協力会は世界初の民間ユネスコ活動ともされており、このような活動なくしてこれだけ早期の国際社会への日本の復帰はなかったかもしれません。


平和の実現に対しては、権威の維持や自国民の支持に関心が行きがちな権力者によってではなく、ただただ平穏な日々を送りたいと願う一市民にこそ強い動機があるということかもしれません。


参考文献

文部科学省 日本のユネスコ活動のあゆみ

日本ユネスコ協力会 「発祥の地 仙台から UNESCO憲章の理念を未来に!」

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