城壁に囲まれる世界
10月8日
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翔んで埼玉という映画が何年か前にヒットしました。とくにパート2は長く住んでいた関西を舞台にしていたこともあり、面白がって見ていたものです。話の筋としてはパート1も2も東京を中心とした大都会とその周辺の地域との格差をデフォルメして面白おかしく描いたものでした。
しかし、現実にそんな話を聞いてしまうととても笑える話ではなくなります。
東京と地方の財政格差、08年度以来の大きさ 総務省が再配分拡大検討(日本経済新聞)
東京都には大企業の本社が数多くあり、巨額の法人税が都の財源として舞い込みます。それにより手厚い住民サービスを施すことができ、より地方から東京へと人の流入が加速し、さらに税収がふえるという循環に陥ります。
これには周辺の埼玉、千葉、神奈川からも是正を訴える声が上がり、まさに映画を地で行くような事態が発生しています。しかし、東京都の首長は東京都民が決めるわけですから自主的に是正されることは期待できず、格差はますます大きくなるという構図です。
いま、世界中で似たようなことが起きています。固い城壁をつくりその内側だけを豊かにし外側は荒れ果てていく。そのような世界が幸せではないことは明らかではないでしょうか。




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