近くて遠い隣国のはじまり(昭和23年)
- 拓 西島
- 5 日前
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先日、下関を訪れたときちょうど馬関まつりというお祭りをやっているところでした。このお祭り自体は戦後、昭和53年(1978年)に始まったのだそうですが、このお祭りの初日には朝鮮通信使行列再現というパレードが開かれ、海の向こうの釜山から市長や市民がやってきていたようです。
下関と釜山のつながりは深く、いまも関釜フェリーという船が毎日1便対馬海峡を往復しています。昨年の3月には私もこの関釜フェリーに乗って韓国を訪れました。
その韓国(大韓民国)が樹立されたのが昭和23年(1948年)です。日本の占領時代が終わり、朝鮮半島に独立国家できたわけですが、もう一つの国、北朝鮮(朝鮮民主主義共和国)もこの年に独立をしています。
この時、同じ地域に2つの国ができたことが多くの悲劇を生んできました。お互いの国を敵視し、相手国に少しでもかかわりがあると疑うと、容赦なく拒絶しある時は抹殺してしまうこともありました。
同じ昭和23年に発生した済州島での住民蜂起では、赤狩りと称して25,000人~30,000人の島民が虐殺されたといわれています。アジア初のノーベル文学賞作家となったハン・ガン氏の「別れを告げない」でもその壮絶な惨状が描かれています。
韓国は長らく軍事政権下にあったこともありこの事実は2000年に入り真相究明がなされることになったそうです。
いまでは、韓国アイドル、韓国映画などのPOPカルチャーのイメージが強い隣国ではありますが、日本よりもはるかに平和に不安定であった歴史をたどってきたことを知るだけで、まったく違う見え方がしてきます。
参考文献
朝日新聞ENTERTAINMENT~『済州島 声たち』公開~




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