top of page

都政のはじまりは非常事態から(昭和18年)

  • 執筆者の写真: 拓 西島
    拓 西島
  • 8月11日
  • 読了時間: 2分

ここのところ月1回のペースで東京に行っています。わずかではありますが、ありがたいことに東京都のお仕事をいただくことができており、交通費の足しになっています。診断士の仕事をしていると、東京都の支援策を調べることがありますが、他の地方自治体では考えられないほどの大きな予算がついていたり、その規模の大きさを感じます。


今でこそ都知事選が全国ニュースで報じられるほど重要な行政機関になっている東京都ですが、都政が開始されたのは意外にも戦時中の昭和18年(1943年)のことでした。それまでの東京都は東京府という名前で、その中にいまの23区のエリアにあたる東京市が存在していました。戦争が激化するにあたり防火体制の整備など迅速に進めることが強く求められ、府と市の二重行政を解消することとなりました。


東京都の構想は、東京中心部への急速な人口増加に伴って、それ以前から議論されていましたが、知事の公選制の導入などをめぐり折り合いが合わず、実現までに半世紀近くの時間を要したことになります。


戦後、東京都は焦土と化した街を復興させる必要に迫られましたが、日本の首都を復興させるという理由で、国会で特別法を成立させて国の予算も投じながら街づくりを進めていくことになります。


もし、昭和18年に東京都が誕生していなかったら特別法の成立もなかったかもしれず、今ほどの大都市にもなっていなかったのかもしれません。歴史のめぐりあわせというのは不思議なものです。


参考文献

公文書にみる戦時と戦後-統治機構の変転-(国立公文書館 アジア歴史資料センター)

東京の都市づくり通史 特設サイト


コメント


bottom of page