令和の農地改革は(昭和21年)
- 拓 西島
- 4 日前
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萩に住んでいると時々、田植えイベントに参加させてもらうことがあります。大体1面の田んぼに参加者が一列になって手で植えていきますがそれでも1時間くらいはかかります。のこりは大体、機械で植えていきます。さすがに今の世の中、手で植える田んぼはそうはないようです。
昨日の記事では、農家の小規模化が生産性向上の障壁になっているという話をしましたが、これは人口減少が始まった現代の話であって、戦後すぐは全く状況が異なっていたようです。
戦前の農地は、地主が耕作者に土地を貸し賃料を徴収するという小作農が全国各地で見られました。賃料が高く小作人たちに蓄積がなかったのに加え、地主は得た収益を農業ではなく工業などに投資したために、農業の生産性が上がらない状況が認識されていました。
こうした地主たちの存在が、農家の貧困を生みだし疲弊した農村の再建を掲げた日本のファシズムの温床となったことから、この状況をGHQも問題視していたようです。
そうした中、昭和21年(1946年)に行われた農地改革では、国が地主から土地を買い上げ、小作農たちに売り渡すということが行われました。これによりほとんどの農家が土地を所有することとなり、創意工夫によって生産性を上げるように努力したといいます。
この農地改革は農家の民主化を推し進め、生産性も向上したという点で成功したといわれています。
しかしこの改革によって前述のように、農家が小規模化した面も否めません。農家の担い手がいる間はすべての農地が生産に使われていたので良かったのかもしれませんが、担い手がいなくなり耕作放棄地が生じるようでは、状況は全く異なります。新たな農地改革が必要な時期が来ているのかもしれません。
参考文献
農地改革 農業技術事典(ルーラル電子図書館)より




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